改めて図面を眺めていると、今更ながら新居のマイナス部分が次々頭に浮かんできた。

2階の収納が足りない
寝室の天井勾配が急すぎて落ち着かない

「これはいかーーーん!」

急きょ、営業さんに間取り変更依頼の連絡。

寝室の勾配天井をやめる
子供部屋の窓を3⇒2個へ変更して収納にする

営業さんの反応は、「既に確認申請書類を提出済みだから、構造躯体に関わる変更はできません。」
どうしても変更したい場合は、「確認申請を一旦取り下げて再提出になります。その場合は追加費用として別途21万6千円かかります」との回答。

「なに———-!」

「聞いてないよ———-!」

ってシラを切りたかったけど、残念ながら聞いていた。。。

(ガックリ、やっぱりそういうことになるんだ)

同意書へサインを求められた時、そのあたりの説明を受けていた。

【確認申請同意書にサインしたら変更できないもの】

  1. 屋根
  2. 構造躯体
  3. サッシ
  4. 内部建具

変更する場合は別途費用がかかります。
という説明も確かにあった。

オトボケでごまかすには、まだ日が浅い。
同意書に自筆のサインもある。

記憶も記録もしっかりある。
どうしよ~。

確認申請

ちょっとした判断ミスで、多額の追加費用が発生するから注文住宅って難しい。
オイラと同じ失敗を犯さないように、これから注文住宅を建てる人は絶対に読んで欲しいので、ことの経緯をまとめます。

  • 3週間前:外観&間取りを最終決定
  • 2週間前:確認申請同意書にサイン。
  • 先週:設計士さんが構造計算&確認申請書類を役所へ提出
  • 先週末:設備&照明計画の打合せ
  • 今週:オイラが2階の収納関係&天井勾配の変更依頼
  • 現在:営業&設計 「えらいこっちゃ、アワッアワッ。。。」

焦点は、確認申請に同意した時は完璧だと思っていた間取りが、その2週間後に変更したいと思うに至った理由です。
これはオイラの気まぐれなのか?
いやいや、そうじゃないんです。

この2週間の間に、新たな図面が2枚出てきたのです。
それが展開図と電気系統図。

両方ともおそらく注文住宅を建てない限りは、一般の人は目にすることがないであろう図面。

  1. 平面図・・・間取りが書いてある図面。(WEBで間取り検索すると出てくるやつ)
  2. 展開図・・・家の断面図。これがあると部屋を立体的に捉えられる。
  3. 電気系統図・・・照明計画で利用する図面。家の中の暗い場所を示唆してくれる。

三井ホームと契約してから今に至るまで、設計さんとの打ち合わせは常に平面図のみ。
当然、確認申請に同意した時も平面図のみで判断。

ところが、その翌週に展開図と電気系統図が出てきたのです。
オイラはこの3つの図面が揃ったことで、家具の配置を真剣に考えだした。
そうしたら、変更点が出てくる出てくる。

特にスロープシーリングのデメリットがクローズアップされてきた。
おそらく2階リビングなら、スロープシーリングが問題になることはないのだろうけど、我が家は1階リビングで2階に4つの個室がある。
そうなると、きれいな3角形のスロープシーリングでなく、各部屋が片流れなんですよね。
それは特に問題にならないと思っていたけど、ベッドの向きが固定される。ブラケット照明は種類が少ない。といった問題が出てきたのです。

つまり、平面図だけでは新居に住むイメージをリアルに想像できないんですよ。

【確認申請同意書にサインする時の教訓】

  1. 平面図だけで判断しては駄目!
  2. 展開図&電気系統図が出てくるまで待て。

そして平面図と展開図を並べて家具配置を考え直す。
とにかく部屋を立体的にイメージして、果てしない妄想の世界へ入っていく。

それが済んでから、同意書にサインすべし。

—- 騒動があった2日後 —-

なんと、確認申請の追加費用21万6千円を負担をしなくていいことになったのです!
オイラの熱意が営業さんに伝わった。
そしてその後は、営業さんのファインプレー。

オイラが結構無理を言ったので、営業さんは関係各所との調整でバタバタしたはず。
それなのに明るい声で、「もう一回一緒に考えさせてください、そしてもっと素敵な家にしましょう」と言ってくれた。
もう泣けてきます。

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